社長 安倍勇のオフィシャルブログ

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2024年4月 3日
不信感

石岡市 Y様は屋根笠木板金の一部が剥がれて

ご近所さんが発見してくれて当社に修理依頼のご相談がありました。

現地調査すると屋根勾配は5寸を超えていて鉄板葺きだったので

脚立での修理は危険と判断して足場組立を要しての笠木板金及び

ヌキ下地交換で36万円のお見積りをご提案させていただいたところ・・・

Y様は一部しか剥がれていないのに下地まで全部交換するという当社の見積に

不信感を抱いていたそうです。

近くで屋根工事していた方がやってくれるとも言われたそうですが

知らないところには頼めないと保留していたそうです。

しかし最近、強風が吹き荒れていて二次災害の心配もあったところ

見積提出時に火災保険申請を勧めてあげて資料を作成してあげていたものが

受理されて保険金が支給されたこともあり当社にお申し込みがありました。

4月2日 実際に既存屋根笠木板金及び下地ヌキ材を撤去したものを見て

Y様は上記の内容を私に話してくれて謝罪してました。

「安倍さんは見てもいないのに下地材が腐っていることがわかったんですか?」と

聞かれましたが・・・

「Y様の屋根は東日本大震災の後、2011年4月に瓦を撤去して軽い鉄板屋根に

葺き替えていますのであれから13年経過しています。屋根材が捲れるのは

下地材が腐り、ビスが効かなくなってしまったのが原因です。

今回部分的にビス補強したとしても他の腐っている部分がまた捲れる可能性が

あったので下地からやり替える見積にしたんですよ。」

当時私も知らなかったのですが、ヌキ材には杉材を使用しているのがほとんどです。

杉材は水に弱く腐りやすいので私は少し料金は高いですが

水に強いヒノキ材を使うことをお勧めしています。

18年という経験で屋根笠木板金が剥がれてしまっている現場はほとんど杉材で

雨水流入して腐っているのがほとんどだったです。
横田邸ヌキ1.jpg

横田邸ぬき2.jpg
粉々になるほど弱くなっていました。

下地をしっかり交換して笠木板金も新規で取付ました。

横田邸笠木2.jpg

横田邸笠木1.jpg

Y様も3日雨予報で工事完了したことに大変安心され喜ばれいました。


見積を安くするのは簡単なんです。安くやっても後からすぐ剥がれて

追加費用などで逆に高くなってしまう可能性もあるんですよ。

当社の見積が高いのにはちゃんと理由があるんですよ。